
町田駅を利用する方なら、一度は目にしたことがあるであろう「まほろデッキ」。
しかし、その名前や、そこにあるオブジェ「光の舞い」について詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?今回は、まほろデッキと光の舞いの魅力や雑学についてご紹介します。
まほろデッキの魅力
まほろデッキは、JR町田駅北口に位置する人気のスポットです。駅の中央改札を出て右に進むと、この広場に到着します。地元の人々の間では、「クルクルの前で待ち合わせ」という言葉が定着しているほど、親しまれている場所です。
光の舞いの秘密
誕生秘話
「光の舞い」は1980年、町田駅前の再開発プロジェクトの一環として誕生しました。このユニークな作品は、「動く彫刻」の先駆者として知られる伊藤隆道氏によってデザインされました。伊藤氏は東京芸術大学の名誉教授であり、国内外で高い評価を受けています。
動きの意味
このモニュメントの特徴は、時間帯によって回転方向が変化することです。
朝:反時計回りに回転し、廻転するパイプに受けた陽光は、光がキラキラと輝きながら上へ上へと天に舞い上がります。
夕方:時計回りに回転し、光が大地へと戻っていきます。
この動きには深遠な意味が込められています。朝の上昇する動きは「一日の活躍」を、夕方の下降する動きは「明日への希望」を表現しているのです。
最新の変化
2021年1月、「光の舞い」は青いLEDでライトアップされました。これは、新型コロナウイルスと闘う医療従事者への敬意と感謝を表す取り組みの一環でした。
まほろデッキと光の舞いの魅力
1.戦略的な位置:JR町田駅と小田急線町田駅を結ぶ場所にあり、多くの商業施設に囲まれています。
2.歴史的価値:約40年以上にわたり、町田の街の変遷を見守り続けています。
3.芸術的意義:国際的に評価される彫刻家の作品であり、芸術的価値も高く評価されています。
4.時間の象徴:朝と夕方で異なる動きをすることで、一日の活躍と明日への希望を象徴的に表現しています。
町田を訪れる機会があれば、ぜひこの「光の舞い」をじっくりと観察してみてください。単なる待ち合わせ場所ではなく、時の流れと人々の営みを見守り続ける、町田の大切なシンボルとしての魅力を感じることができますよ。