
町田市で、生活に直結する「下水道使用料」の見直しが検討されています。
約27年間据え置かれてきた料金ですが、今後は値上げとなる可能性があり、市では現在、改定案に対する意見募集も行われています。
約27年ぶりの見直しへ…背景は「収入減」と「コスト増」

町田市の下水道使用料は、1999年から約27年間据え置かれてきました。
しかし現在は、
- 節水意識の高まりによる使用量減少
- 人口減少による収入減
- 物価高騰や電気代の上昇
- 施設の老朽化による修繕費増加
といった要因により、運営が厳しくなっているとのことです。
このままでは、必要な維持費を賄えなくなる可能性があるとされています。
改定しないとどうなる?道路陥没リスクも

もし料金の見直しを行わなかった場合、
- 下水道管の老朽化が進行
- 道路陥没のリスク増加
- 災害時の復旧遅れ
- 排水機能の低下
など、市民生活に大きな影響が出る可能性があります。
インフラ維持のためには、一定の財源確保が必要とされています。
新しい料金体系【改定案】のポイント
(1)基本使用料の中に一定水量までの使用料を含む「基本水量制」を廃止します

単身世帯の増加や節水意識の高まりなどにより、基本水量(月8立方メートル)に満たない世帯が増加しています。
そのため、月8立方メートルまでの使用料を定額とする基本水量制を廃止し、使用水量に応じた料金体系とします。
(2)使用料収入全体に占める基本使用料収入の割合を維持します

下水道の使用には、固定的な経費(設備に係る費用、検針の費用など)が多くかかっています。事業運営に必要な経費を安定的に賄う観点から基本使用料による収入の割合を高めることが望ましいものの、少量使用者にとって負担が大きくなることから、基本使用料と従量使用料の収入の割合が現在と変わらない料金体系とします。
(3)使用水量が多いほど単価が高くなる逓増制は継続し、逓増度は緩和します

多量使用に対応するための設備投資の費用改修や水使用抑制のため、使用水量が多いほど単価が高くなる逓増制を引き続き採用します。
一方で、一部の多量使用者に過度な負担を求めると、景気動向で水量の多寡が左右されるなど下水道事業経営の不安定化を招くため、単価が高くなる度合い(逓増度)を緩和します。多量使用時の単価は、現在は少量使用時の約4.4倍ですが、少量使用時の約3.6倍となる料金体系とします。
【改定案】使用料金計算例(1か月)(税抜)

4月20日まで意見募集を実施中
現在、この改定案について市民からの意見を募集しています。
- 募集期間:2026年3月24日~4月20日
日常生活に関わる重要な内容のため、気になる方はチェックしてみてください。
まとめ|生活コストに直結する重要な動き
今回の下水道使用料の見直しは、
「見えにくいけど確実に家計に影響するテーマ」です。
電気代やガス代だけでなく、今後は下水道料金にも変化が出てくる可能性があります。
知らないうちに負担が増えていた…とならないよう、今のうちにチェックしておきたいですね。













