
令和6年「相模の大凧まつり」大凧の題字が、応募総数270件の中から選考を行った結果、「稀風(きふう)」に決定しました
題字
稀風(きふう)
意味
相模原市市制施行70周年。
人生に例え、70歳の「古希(稀)」を祝って「稀風」とする。
「相模の大凧まつり」開催予定日
令和6年5月4日(土)、5日(日)
「相模の大凧」の歴史
大凧の歴史は古く、天保年間(1830年頃)からといわれ、本格的に大凧行事として開催されるようになったのは明治中期からです。当初は、個人的に子供の誕生を祝って揚げられましたが、次第に豊作祈願、若者の意志や希望、国家的な意義を表徴するものとして地域的な風習となり、現在では観光行事として親しまれています。
平成22年4月に相模原市指定無形民俗文化財に「相模の大凧揚げ」、それを継承する団体として「相模の大凧文化保存会」が指定されました。
一般的に、凧には絵や文字が描かれますが、「相模の大凧」には、その時々の世相を反映したものが大凧の題字(大凧に書かれる文字)として書かれます。漢字2文字で、右上の太陽の赤と左下の大地の緑を表す色を使って書きます。
明治から昭和初期に至るまでの題字を知る手がかりは少なく、断片的にしか分かっていませんが、その題字を見ると当時の世相が伝わってきます。
「相模の大凧揚げ」は、新磯地区を挙げて「相模の大凧まつり」として、相模川河川敷の新戸スポーツ広場等4箇所で行います。
季節は大地に新緑の芽吹く頃、澄み渡った大空の下、春風に乗って、大凧が揚がる光景は圧巻です。